則天献詩

天に従い、詩に献。

吉田松陰

時には、自分の一身においては、功業も名誉もないようではあるが、 人家としての道を失わず、永く後世の人々の模範となり、 必ずその態度を観て感動し、奮起する人も出て来るものである。

誰かのクラクション  

手紙が届いた。 気ばかり焦った手紙だった。 いつかいっしょに夜の町をふらついて、 “俺は誰にも負けられない、なぁ、俺を殴ってくれ” なんて言った、センチメンタルな奴だったんだ。

聖書

神はノアと彼の息子たちを祝福して言われた。 「産めよ、増えよ、地に満ちよ。 地のすべての獣と空のすべての鳥は、 地を這うすべてのものと海のすべての魚と共に、 あなたたちの前に恐れおののき、 あなたたちの手にゆだねられる。」

孤独の楽園

偽りと不正だらけの人間社会で、 傷付けられると、 孤独がやけに優しいんだ。

坂井泉水 

あなたを感じていたい 銀色の季節の中で 輝き続けて欲しい だけど都会のスピードに流されないで 「待っているから」と どうしてあの時 言えなかったのだろう

柳原白蓮  

日本に仏教が渡って来たからであろうか、 歌でも、詩でも小説でも、 とにかく涙っぽいものが幅をきかせてきた。 なるほど泣く楽しみがある。 だから悲劇も愉快なもの。

シオラン  

どうしてこんな始末になったのだ? 生まれてきたからだ。

尾崎豊  

自分が神経質になっていると思った。けれど、言葉なんてなかった。 何もしゃべらずに生きているみたいだった。 どれくらい生きたのだろうと、何でもないように笑った。

フランクリン・ルーズベルト  

我々の恐れなければならないのは、 恐れることそのものである。

聖書  

柔和な人々は、幸いである。 その人達は、地を受け継ぐ。

ペトラルカ  

ただひとり思いにふけりつつ、わたしは歩く、 人影の絶えて見えぬ土地を、重い足取りで。 人が足を踏みいれたところには、ゆめ 立ち入るまいと、地面に目を凝らしつつ。

坂井泉水  

口に出さないやさしさが痛い 窓の外も雪に変わった

レイモンド・チャンドラー 

女にとって、善良な女にとってさえも、 自分の肉体の誘惑に抵抗できる男がいると悟ることは、 とても辛いことだ。

ニーチェ 

飛ぶことをおぼえたければ、 まず、立つことから始めて、 歩き、走り、のぼり、 おどることをおぼえなければいけない。 いきなり最初から飛ぼうとしても無理だ。

尾崎豊 

ずいぶん前に買った煙草が、一本だけ転がっていた。 水でふやけて、また乾いたみたいに巻紙が茶色かった。 マッチを、次々に火がつくように並べて、火をつけた。

聖書  

翼あるものは見ている。 網を仕掛けるのは徒労だ。 待ち伏せて流すのは自分の血。 隠れて待っても、落とすのは自分の命。 これが不当な利益を求める者の末路。 奪われるのは自分の命だ。

サン=テグジュベリ 

人生で必要なのは、前に進む力だけだ。

和泉式部  

春霞 立つや遅きと 山河の 岩間をくぐる 音聞こゆなり

坂井泉水  

今すぐ飛んでゆきたいけど すべてを捨てて 行けない私がいる

三島由紀夫 

全身に自分の歴史と伝統が 籠っているという気持ちを待たなければ、 今日の仕事に完全な成熟というものを 信じられないのではなかろうか。

ショーペンハウアー  

善良で慎みある穏やかな性質の人は、 貧しい環境にいても幸せになれるが、 意地悪な性格の人間は、 たとえ世界金持ちであったとしても、 みじめな気持ちから抜け出せない。

尾崎豊 

カレンダーに印をつけた。過ぎた日に×をつけた。 つけ方が気に入らなくて、カレンダーごとゴミ箱に放り込んだ。 放り込むと、その放り込まれた形が気になったけど、 気にしないようにした。

福沢諭吉  

猿に見せるつもりで書け。 俺などはいつも猿に見せるつもりで書いているが、 世の中はそれでちょうどいいのだ。

聖書 

人は言った。 「ついに、これこそ、わたしの骨の骨。 わたしの肉の肉。」

シェイクスピア  

どうしても気持ちが揺さぶられる相手なのなら、用心して。 じゃないと、簡単に欲望の矢に射貫かれて、危険。

坂井泉水  

あなたを感じていたい 白い吐息の 季節の中で

太宰治  

鉄は赤く熱しているうちに打つべきである。 花は満開のうちに眺めるべきである。 私は晩成の芸術というものを否定している。

武田信玄 

人は城、人は石垣、人は堀。 情けは味方、仇は敵なり。

尾崎豊  

人差指の指先を額につけてみた。 別になんでもないのに笑えた。 淋しい笑いなんだな、と思った。

吉田松陰  

君に仕えて意見が合わぬ時は、 諫死するもよし、幽囚されるもよい。 飢えて死するもよい。