則天献詩

天に従い、詩に献。

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

創世記  

主なる神は、蛇に向かって言われた。 「このようなことをしたお前は、 あらゆる家畜、あらゆる野の獣の中で、呪われるものとなった。 お前は、生涯這いまわり、塵を食らう。 お前と女、お前の子孫と女の子孫の間に、私は敵意を置く。 彼はお前の頭を砕き、お…

創世記  

女は答えた。 「蛇がだましたので、食べてしまいました。」

創世記  

主なる神は女に向かって言われた。 「何ということをしたのか。」

創世記  

アダムは答えた。 「あなたがわたしと共にいるようにしてくださった女が、 木から取って与えたので、食べました。」

創世記  

神は言われた。 「お前が裸であることを誰が告げたのか。 取って食べるなと命じた木から食べたのか。」

創世記  

彼は答えた。 「あなたの足音が園の中に聞こえたので、 恐ろしくなり、隠れております。わたしは裸ですから。」

創世記 

アダムと女が、主なる神の顔を避けて、 園の木の間に隠れると、主なる神はアダムを呼ばれた。 「どこにいるのか。」

創世記  

その日、風の吹くころ、 主なる神が園の中を歩く音が聞こえてきた。

創世記  

二人の目は開け、自分たちが裸であることを知り、 二人はいちじくの葉をつづり合わせ、 腰を覆うものとした。

創世記  

女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、 彼も食べた。

創世記  

女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、 目を引き付け、賢くなるように唆していた。

創世記  

蛇は女に言った。 「決して死ぬことはない。 それを食べると、目が開け、 神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」

創世記  

女は蛇に答えた。 「わたしたちは園の木の果実を食べてもよいのです。 でも、園の中央に生えている木の果実だけは、 食べてはいけない、触れてもいけない、死んではいけないから、 と神様はおっしゃいました。」

創世記  

蛇は女に言った。 「園のどの木からも食べてはいけない、 などと神は言われたのか。」

創世記  

主なる神が造られた野の生き物のうちで、 最も賢いのは蛇であった。

創世記  

こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、 二人は一体となる。 人と妻は二人とも裸であったが、恥しがりはしなかった。

創世記  

主なる神が人のところへ連れて来られると、人は言った。 「ついに、これこそ 私の骨の骨 私の肉の肉。 これをこそ、女(イシャ―)と呼ぼう まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」

創世記  

そして、人から抜き取ったあばら骨で女を作り上げられた。

創世記  

主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。 人が眠り込むと、あばら骨の一部を抜き取り、 その跡を肉でふさがれた。

創世記  

人はあらゆる家畜、空の鳥、野のあらゆる獣に名を付けたが、 自分に合う助ける者は見つけることができなかった。

創世記  

主なる神は、野のあらゆる獣、空のあらゆる鳥を土で形づくり、 人のところへ持って来て、人がそれぞれどう呼ぶか見ておられた。 人が呼ぶと、それはすべて、生き物の名となった。

創世記  

主なる神は言われた。 「人が独りでいるのは良くない。 彼に合う助ける者を造ろう。」

創世記  

主なる神は人に命じて言われた。 「園の全ての木から取って食べなさい。 ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。 食べると必ず死んでしまう。」

創世記  

主なる神は人を連れて来て、エデンの園に住まわせ、 人がそこを耕し、守るようにされた。

創世記  

第二の川の名はギホンで、クシュ地方全域を巡っていた。 第三の川の名はチグリスで、アシュルの東の方を流れており、 第四の川はユーフラテスであった。

創世記  

第一の川の名はピションで、 金を産出するハビラ地方全域を巡っていた。 その金は良質であり、 そこではまた琥珀の類やラピス・ラズリも産出した。

創世記  

エデンから一つの川が流れ出ていた。 園を潤し、そこで分かれて、四つの川となっていた。

創世記  

主なる神は、見るからに好ましく、 食べるに良いものをもたらすあらゆる木を地に生えいでさせ、 また園の中央には、命の木と善悪の知識の木を生えいでさせられた。

創世記 

主なる神は、東の方のエデンに園を設け、 自ら形づくった人をそこに置かれた。

創世記  

しかし、水が地下から湧き出て、土の面をすべて潤した。 主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、 その鼻に命の息を吹き入れた。 人はこうして生きる者となった。