56の夜

誰にも縛られたくないと 逃げ込んだこの夜に 自由になれた気がした55の夜

悪が栄える人間社会 

良識の建前と世俗が一致せず、上下各人名を争い、

功を争い、利を争う。

公を仮って私利を計り、下を犠牲にすることを有能とする。

上下疎通せず、下は好い子になろうとし、上は権勢を争う。

上は下に問わず、下は上を諫めず、私政が行われる。

僕が見てきた、中曾根康弘以降の日本の姿がこれだ。

これで滅びぬ国などないだろう。

政治家は失政をしても、責任追及されないから、

適当な仕事をやりたい放題だ。

もう一度、この国ぶっ壊した方がいい。

多分その方が早いし、日本のためになる。

恋する日曜日 

わけ知り顔の人目から身を守る楯は

これよりほかには見つからない

喜びの断片も見えぬわたしの挙措から

燃える心の内は一目で読めてしまうから

           ~ペトラルカ~

 

恋に喜びは感じない。

実った恋でさえ、恋の終わりに怯える毎日。

失くした恋の傷跡が大きすぎて。

と自分に言い聞かせているけど、

素敵な女性と二人きりになると、

いくつになっても、ドキドキしてしまう。

 

知り合って、初めてデートをするときは、

何度目の恋だとしても、

中学生の頃、女の子と初めてデートしたような、

ドキドキは、いつまでたってもある。

初恋の感覚は、恋をするたび経験する。

 

地味な女性が好き。海外なんか行ったこと無いような。

自分にしかこの子の魅力がわからないような女性が理想。

孤独の楽園 

全てが決められている。

始まりはもちろん、終りも。

   ~アインシュタイン

 

子供の頃から孤独を愛した僕は、

こうなることが決められていたのだろう。

若い時は、淋しさを感じたこともあったが、

今、淋しさは全く無い。

むしろ、他人と生活を共にするというのが、

とても恐ろしいことに思えるのです。

 

街は綺麗な女性で溢れている。

今の芸能人は、ルックスのレベルが低いと思う。

なぜ、アイドルの推し活が流行るかと言えば、

金を払って、女の子にマウント取りたいだけだろ。

一般の女性はそうはいかないからね。

あなたを感じていたい 

いくつ淋しい季節が来ても

ときめき 抱きしめていたい

in my dream

      ~揺れる想い

 

坂井泉水さんの歌詞は、

恋愛ものでも、献身的な愛の詩がほとんどなく、

情に強すぎず、小野小町の和歌に通じるものがあるように感じます。

どちらの詩も、“いい女”の姿勢を崩さないところが魅力的。

愛すべきものすべてに 

無意味のような生き方 金のためじゃなく

夢のため 愛のため そんなものにかけてみるさ

                ~街の風景~

 

どんな人でも、歌詞のようなものは書ける。

でもね、少ない人なら五個ぐらい、

多い人でも十個ぐらいで書けなくなる。

その位でネタが尽きてしまう。

そこから先は、吸収しながら放出していく作業になる。

この作業が出来る人が、詩人であり、作詩家なのだろう。

実は鍛えるべき所はここにある。

僕はこれが出来るから無限に作品を創れる自信がある。

脳が健在の内は。